カチタスの決算から考える日本の空き家問題と中古住宅事業の現状 (Voicy放送より)

不動産投資

毎日聴いているVoicyで、㈱カチタスの決算に関する放送があり、非常に興味深かった。

放送されたパーソナリティは10分で決算が分かるラジオのパーソナリティ妄想する決算さん

妄想する決算さんは、様々な業種や会社の決算について、公表された有価証券報告書や投資家向け報告資料を元に解説されている。

今回のVoicyは耳での学びでもおもしろいが、個人投資家向け会社説明会資料(PDFファイル)を見ながらより聴くことで、より理解を深めることができる。

株式会社カチタス会社説明会資料

カチタスはテレビCMで観たことがあって、その音楽が耳に残るフレーズだ。販売戸数はダントツで業界トップらしい。

空き家(戸建)を購入し、リフォームし、再度販売する、というビジネスモデルだ。

資料を見たり、Voicyで解説を聴くと、様々な情報が入手できて、とても参考になった。

・空き家所有者は相続で得ることが多い。
・全国の空き家数は849万戸で住宅全体の13.6%
・少子高齢化に伴い、今後ますます空き家は増える。2038年には30%が空き家となる。
・空き家が放置される理由は、物置として必要だから。いわゆる残置物だ。

カチタスの決算は順調だけど、課題は『仕入れ』だそうだ。

仕入れを安定化するためには常に営業活動が必要になるので、これがなかなかキツイのではないか?と分析されていた。離職率が約20%もあることが、営業のキツさを反映していると分析されていた。

やっぱり物件探しってプロでも難しいんだな−と、ワタクシも妙に納得できた。

空き家は増えているけどコロナの影響で売り物が出ないらしい。こんなご時世なので、リスクを取ってこの時期にウリに出す必要はない、と売主様が控えているという分析だった。

なるほど、そういう見方があるのかー。だとすると、コロナが落ち着いてくると売主様が動き出し、物件が増えてくるということになるのかな?

ここからはVoicyではなくワタクシの私見ではあるけど、仕入れが困難になっているのは、別な理由もあるかもしれないと思った。

戸建物件を購入するプレイヤーの数が増えているのではないか?という視点だ。

まさに自分もそのプレイヤーの一人だし新参者だ。ワタクシの周りも同じような人と会ったり話す機会が増えているからそう感じるだけかもしれないが、それでも不動産投資家は増加傾向にあるはずだ。

思いっきり㈱カチタスのビジネスモデルとカブることになるだろう。

もちろんNo.1の㈱カチタスにとって、個人の不動産投資家なんて相手にすらしていないと思うけど、今後仕入れ(戸建購入)に参入するプレイヤーは益々増えていくと思う。

ここでは一部だけを切り取って書いたけど、いろんな学びが得られたVoicyだった。ありがたい。

かめきち
かめきち

妄想する決算さんをフォローしたのは最近で、ちきりんさんとの対談を聴いてからフォローした。こんなタイムリーな放送を聴けて嬉しい。

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