静岡大家の会のセミナーに参加した:屋根・外壁塗装リフォーム専門店㈱アップリメイク

静岡大家の会

この週末は静岡大家の会のセミナーが2部構成で行われ、前回のブログで元銀行員の半沢大家さんのセミナーを紹介した。

今回のブログは、屋根・外壁塗装リフォーム専門店の㈱アップリメイクさんのセミナーによる学びを書きたい。

㈱アップリメイクは静岡県中部を拠点に事業展開されている。CSR活動にも積極的に取り組んでおり、丁寧でとても真摯な対応をされる信頼できる会社さん、という印象を持った。何と言っても私が大好きな清水エスパルスを応援してくれるのがありがたい。

セミナー内容

不動産賃貸業をしていると、避けては通れないのが建物のメンテナンス。特に塗装と防水は、物件の寿命を左右する重要な要素だ。

マンションの平均寿命は約60年、木造住宅は30年と言われているらしい。しかし、これはメンテナンス次第で変わる。適切な塗装と防水を施せば、建物の寿命は大幅に延びる。逆に「まだ大丈夫!」と放置すると、見た目の問題どころか、雨漏りやひび割れが深刻化してしまう。

外壁の塗装は美観だけではない。確かに美観も大事だが、重要なのは 建物を保護する機能だ。塗装は単なる色塗りではなく、建物をコーティングする役割を持っている。紫外線や雨風から守るバリアのようなものだ

特に 横方向のひび割れは要注意とのことだ。横に割れていると雨水が入り込みやすく、内部の劣化を早めてしまう。

雨漏りの原因の多くは壁からくる。「屋根じゃないの?」と思うかもしれないが、外壁の防水が劣化すると、そこからじわじわと水が侵入してしまうようだ。

ここで大事なのが下地処理。適当に塗装をしても、下地がボロボロならすぐに剥がれたり、またひび割れたりする。下地を整えずに塗っても、美しく仕上がらないし、長持ちもしない。

シーリングは建物の継ぎ目を埋めるゴムのような素材で、これが劣化すると雨水がダダ漏れになる。特に変性シリコンを使うことが大事だ。

目に見えない雨漏りを発見するために、最近はサーモグラフィーを使った調査が増えているようだ。温度差を可視化することで、水がどこから侵入しているかが一発で分かる優れモノ。これを活用すれば、無駄な補修をせずにピンポイントで修理できる。

塗装工事をする際、気になるのが塗料のグレード。当然、高品質な塗料は価格も高めだけど、長い目で見ればコスパは良くなる。例えば、安い塗料を使うと5年ごとに塗り直しが必要になる一方、高級塗料なら15年持つ場合もある。結果的に、安物を何度も塗り直すより、初めから良い塗料を使った方が費用も手間も節約できる。

まとめ

塗装と防水は「見た目を整えるため」だけではなく「建物を守るため」のもの。適切な処理をすれば、物件の寿命を延ばし、長期的に見てコストを削減できる。このあたりを意識すると、大切な物件も長持ちするかもしれない。

不動産賃貸業の成功は、こうした細かいメンテナンスの積み重ねで決まる。手持ちの物件は大丈夫か?もう一度チェックしてみよう。

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