私が法人を立ち上げたのは2020年6月。物件ゼロの状況で法人を立ち上げた。
当時どんなことを考えたのか振り返ってみたい。
最初に考えたのは節税
様々なサイトで情報を吸い上げると課税所得で400-900万円ぐらいが法人化の判断基準になるようだ。金額に幅があるのは、法人の所得金額や考え方がWebサイトによってバラバラだったから。
逆に迷ったこともあったけど、最終的に決め手となったのはこの本だった。
ズバリ課税所得が400万円を超えたら法人に切り替えるえた方が良い
不動産投資のお金の残し方 裏教科書 石井彰男
課税所得で400万円、しかも今達成していなくても将来的にここを超えるつもりなら法人で物件を購入することが勧められていた。
念のためざっくり調べてみると、所得400万円以下の法人の実効税率は約21%ぐらい(地方によって差がある)。しかも現在は軽減税率が適用され法人税15%になるので、実効税率は17-18%ぐらいになるはずだ。
対して、個人で購入した場合はよく見る累進課税の所得税(下記リンク)+住民税10%だ。
これらから得られる数値で個人と法人の税率を比較することになる。
私は、アラフィフで勤続年数がかなり長いサラリーマンだ。おかげさまで課税所得400万円は超えるお給料をいただいている。この時点で法人で購入することを決めた。
個人名義?法人名義?
これは迷った。
節税だけ考えると法人が良さそうだけど、本当に法人を起こすの???という迷い。
その一歩を踏み出すのが怖かった。
当時はWebで調べたり、Voicyを聴いたり、図面舞踏会に参加したり、洗練された投資家の皆様のコメントに耳を傾けると、最初から法人を立ち上げることを推奨されている方が多かったような気がする。
決め手は、2020年5月GWに5日連続で行われた波乗りニーノさん主催のオンラインセミナーだった。ふんどし王子さんの会で法人化を推奨されていたような記憶がある。
ずっと迷っていたので、ここで背中を押していただいた。
法人名義で物件を購入するために、会社設立の手続きを進めた。
先日、モーガンさん@tsukubanosoraniのツイートでも、法人名義・個人名義のメリットデメリットが紹介されていた。とっても丁寧な内容で素晴らしすぎる!!!
不動産投資をするときに、考えなければいけないのが、個人として投資するか、それとも法人か。
— モーガン🌎築古不動産投資家 (@tsukubanosorani) August 14, 2021
この選択が自分に適してないと、物件購入の障害になってしまうことも。
それぞれのメリット、デメリットをこの記事で解説してるので、自分に合った方を選んでくださいね!https://t.co/URNqxsEYyt
物件を決めてから法人手続きでは間に合わない?
あとは法人化のタイミングだった。物件買付もしていないのに、先に法人を立ち上げるの??という迷いがあった。
調べると、法人登記に2週間ほどかかるらしい。ギリギリ間に合うような気もするし、物件買付後に仲介さんや売主様を待たせることになるかもしれない。
私は機会を失うのが嫌だったので、先に法人を立ち上げることに決めた。
(今思うと、1号物件は8月に購入できたので、6月の法人化は悪くない選択だった。)
そんなことを考えて1年前に法人を立ち上げたけど、正解だったかはまだわからない。
複式簿記や決算処理など、いろいろチャレンジできたことは悪くなかった。
二期目の処理手続きは、慣れた分だけ少し楽になるような気がする。
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