契約直前での悲劇:売主都合でのキャンセル

不動産投資

購入を予定していた物件が、売主の判断でキャンセルとなった。理由は「他の買主を優先する」というものだった。金融機関の融資審査が無事に通ったにもかかわらず、契約前に取引が打ち切られたことが非常に悔しい。契約を結んでいれば、手付金の倍返しなどのペナルティが発生したはずだが、今回は契約前だったため何もなし。あまりにも唐突な結果に、悔しさが募る。

特に、融資審査を通すために尽力してくれた金融機関には申し訳ない気持ちが残る。時間をかけて審査を進めてくれたにもかかわらず、最終的に契約が成立しなかったことに対し、感謝と共に申し訳なさを感じる。

他の買主を優先した背景

今回の件では、売主が私ではなく他の買主を選んだという結果に至った。私は既に融資審査も通っており、すぐにでも契約を進める準備が整っていた。それにもかかわらず、他の買主が選ばれたことは、不動産投資の世界では避けられない現実。おそらく、売主にとってより有利な条件を提示できた別の買主が現れたのだろう。契約前の取引がいかに不安定であるかを改めて痛感した瞬間だった。

元付け業者の意図を疑う

元付け業者の動きにも不安を感じた。今回の物件は東京の仲介業者を通じてメールで紹介されたものだったが、元付け業者は物件近くに拠点を持つ業者だ。顔の見えない投資家に対して警戒感があった可能性もある。それに加え、不動産業界では「両手取引」(売主・買主の双方から手数料を得る)を狙うケースも多い。そのため、私が申し込んだ段階で、元付け業者が他の買主を積極的に探していたのではないかという疑念が拭えない。

今回の経験からの学び

今回のキャンセルは、不動産投資における厳しい現実を実感する出来事となった。投資の世界では、買主がいくら準備を整えても、売主の意向や優先順位次第で結果が大きく左右される。今回のように契約前であれば、売主がより条件の良い買主を選ぶ権利があるということを改めて痛感した。

この経験を糧に、次の取引では売主や元付け業者の動きや意図をより慎重に見極め、リスクを最小限に抑える対策を取っていきたい。特に、遠方の仲介業者を介した取引では、信頼関係の構築が難しいことを理解し、次回はさらに慎重に進める必要があると感じた。不動産投資は成功だけでなく、こうした挫折や学びを含めて成長していくプロセスだ。次のステップに進むための糧としたい。

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