老後の資金がありません

GW３日目。外は雨。読書日和。
もしFIREすることができたらこんな生活が良いのかも、と思えた１日だった。
読書に没頭できた１日。読むスピードは決して早くないワタクシだけど、自分のペースで一気に読み終えた。時間を気にすることなく没頭することができることがウレシイ。

読んだ本は、垣谷美雨さんの『老後の資金がありません』。
読んだきっかけは、火の玉ガールさんのスタエフで紹介されていたからだ。

まさか一気読みするとは思わなかった。最近は不動産投資に関する学習を目的とした読書が多かったのでこの感覚を忘れていたけど、おもしろい小説に出会うと食事やトイレに行くことも我慢して（忘れて）没頭してしまう。

内容的も、今の自分の年齢とちょうど重なる点も多くて、共感ポイントが多かったのも没頭した理由の一つだろう。

あとがきで室井佑月さんがこう書かれていた。

面白く、ためになる、素敵な小説だった。あたしはずっとこういう本が読みたかった。

「あとがき」より 室井佑月さん

共感しかない。
『ためになる』という点がポイントだ。面白い小説は多々あるけど、自分の人生や生活を見直すきっかけをいただけた、ためになる本だった。

この本の中で、特に共感できた一文は以下だ。

お金を使うのはなんと難しいことだろう。節約しすぎて生活にゆとりをなくすのは行きすぎだと思う。どこで線引すべきかわからない。

自分の収入の中でうまく生活していける人が真の大人だ。

『老後の資金がありません』より （垣谷美雨）

まさに今、そう感じている。
節約は大事だけど、今を楽しむことも大事だ。
死ぬまでに資産を使い切る『DIE with ZERO』も一つの考え方だと思う。

昨年（2021年10月）には映画化もされたらしい。ちょっと観たくなってきた。

かめきち

忘れていた心地よい日常を取り戻した。そんな１日だった。