魅力的なタイトルの本で、ついポチってしまった。
理系の学校に進み、技術職として約30年勤めているワタクシが、普段手に取るタイプの本ではない。
けど、ブログを書き続けていて、『書く』ということに興味が湧いていることも事実だ。
ワタクシにとって『書くこと』が仕事になるなんて思ったこともないし、正直言ってこれからもそうは思わない。
だけど、この本を読んでいると何かしら勇気のようなものが湧いてくる。
書き続けて良いんだ!と励まされたような気持ちが芽生えてくる。
この本は、文章術の本ではありません。
著書『書く仕事がしたい(佐藤友美)』表紙より
この本を読めば、みるみる文章力がついたりもしません。
もしもあなたがすでに物書きとして活躍し、この先はひたすら文章力を磨くだけだと思っているのであれば、この本はおすすめしません。
けれども、これから書く仕事がしたいと考えたり、長く物書きとして生計を立てて生きたいと思うならば、お役に立てる部分があると思います。
最初に結論だけ言ってしまいます。
書く仕事で生きていくのに最も重要なのは、文章力ではありません。
文章が上手いことと、書いて生きていけることは、イコールではないのです。
冒頭から衝撃を受けてしまった。
頭をなにかでガーンと叩かれたような衝撃だ。
文章が上手いことと、書いて生きていけることは、イコールではない。
なんてありがたいお言葉なんだろう。
これから読者となるワタクシは、中を読む前から心を掴まれてしまった。
今日届いたばかりの本なので、まだ最初の数十頁しか読み進めていない。でもスルスルと読み進めていけそうな気がする。
書籍のデザインもシンプルで好感が持てる。
ページをめくって中を開いても極めてシンプルだ。カラー印刷で強調したりせず、白黒で淡々と文章が綴られているし、紙もツルっとしてなくて手触りが良い。好みの質感だ。
ちなみに、この本との出会いは両学長のYouTube。
運転しながら毎朝かかさず聴いているこのYouTubeで紹介されていて、タイトルにとっても惹かれてしまったのでその場でポチった。
たぶん、ポチったことに後悔はない。
さて、続きを読もう。
普段読まないジャンルの本をポチったことに自分でも驚いている。新たな世界を知るような感覚で、その行動を起こした自分が好きになれた。
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