つい先日、兄から一本の電話がかかってきた。
「ちょっと相談があるんだけど…」
嫌な予感がする。兄からの相談電話は、大抵ロクな話じゃない。
身構えつつ聞いてみると、「親父を施設に入れたいんだけどさ…」
おぉ、これはなかなかのビッグ案件。
現在の実家の状況
実家には父(要支援2)、兄夫婦、そして姪っ子が住んでいる。母はすでに他界しており、兄は個人事業主として仕事をし、義姉もこの春から別の事業を始めるらしい。つまり、家にいる時間が減り、父の世話が難しくなるというわけだ。
「なるほど、それで施設ね。でも、要支援2だとデイサービスとかヘルパーを頼むレベルじゃないの?」
「いや、デイサービスは利用してるんだけど、それだけじゃ不安なんだよ。親父も『施設に行ってもいい』って言ってるしさ。」
ここまで聞くと「なるほど、それなら良い選択肢かも」と思った。が、
「でもな、施設代が年金と国の補助金だけじゃ足りないんだよ…」
あぁ、やっぱりそういう話か。
施設費用、どうする問題
要支援2だと、介護度が低いため補助金もそこまで多くない。高級な有料老人ホームなんてとんでもないし、特養(特別養護老人ホーム)は介護度3以上じゃないと入れないことが多い。
つまり、ある程度の費用は自己負担になる。
「親父の年金っていくらだっけ?」
「まぁ、そこそこあるけど、施設代にはちょっと足りない。で、詳細を話すので週末に来れるか?」
と、兄との電話はひとまず終了。
やっぱり問題はお金か。。。
お金は計画的に
結局、親の介護にはお金がかかる。国の補助があるとはいえ、全額をカバーできるわけじゃないし、親の貯金や年金だけでは足りないことも多い。
不動産賃貸業をしていて良かったと思うのは、こういう時に「物件を売る」「貸す」といった選択肢が持てることだ。
妻のご両親はまだ元気だが、親の介護問題はいつでも起こり得る。資産運用の視点を持って、早めに準備しておくのが大事だと改めて感じた出来事だった。
さて、兄とどんな会話をするか、もうちょっと具体的に考えないとな…
コメント