「金融機関に行くのでお休みください」そう正直に上司へ伝えるわけがない。まさか「築38年アパートの融資相談に行きます」とは言えない。世の中には言わなくてもいいことがたくさんある。
今回訪れたのは、売買仲介さんに紹介してもらった金融機関だ。まだ私とは取引実績がない。果たしてこの物件に融資はつくのか?希望を胸に、いざ突撃!
まさかの2人体制での対応!
金融機関に到着すると、驚くべきことに向かいの席には担当者が2人!決して若手の教育のためではなく、2人ともベテランと呼べる年齢層だった。
これは……!
「お客様に最大限の対応をするためのダブル体制」なのか?
「一人では処理しきれないほど厳しい案件だから二人で見張る」なのか?
期待と不安が入り混じる中、早速本題へ。
物件情報を見て一言
物件資料は事前に売買仲介さんから金融機関へ送付されていた。築38年の4戸アパート、空室は2室。耐用年数はとうに過ぎ去り、もはや時間との戦いである。
開口一番——
「正直、物件の魅力が乏しいですね」
やはりか!
「融資期間は10年が限界ですね」
おお……ある程度想定していたとはいえ、現実を突きつけられるとダメージが大きい。
いざ、審査の土俵へ
こちらは準備万端。事前に電話で要求された直近3年分の法人決算書と勤め人としての源泉徴収票を提出。 さらに手持ちの物件情報、現家賃収入、公庫での借入状況、家族構成を含めたプロフィールまでフルセットで差し出した。
この準備には、担当さんからも「丁寧な資料」と褒めていただいた。
金融機関側も、まずは「そもそも土台に乗る案件か?」を精査するとのこと。つまり、審査に進む前の予備審査的な位置づけだ。
「結果は1週間後にお伝えします」
なるほど。ここからはひたすら「待ち」の時間だ。
待ちの時間、大家の試練
不動産の世界では、待つ時間が長い。
・売主の返事待ち ・融資審査の結果待ち ・入居者の申し込み待ち
とにかく「待ち」が多い!この「待ち」の間に何をするかが、大家としての成長の差になるのかもしれない。
今回の融資相談も、果たして土俵に乗るのか?それとも「難しいですねぇ……」とやんわりお断りされるのか?
答えは1週間後。
結果は、また今後のブログで!
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