5号物件のセルフリフォーム中。いつものようにコンセントやスイッチの交換をしていたが、ここでまさかの伏兵が現れた。
スイッチとコンセントの混合プレートだ。

手元にある取付枠は
「スイッチは入るのにコンセントが入らない取付枠」
「コンセントは入るのにスイッチが入らない取付枠」
そのどちらかだった。
「なんだこれ?」と唸る。
取付枠にスイッチをセットしようとするとピタッとハマるのに、コンセントを入れようとするとまったく入らない。逆に、コンセントはピタッとハマるのに、スイッチが入らない。両者はまるで異世界からの取付枠だ。




まるでパズルゲームのような状況に、私の頭はすでにフル回転。
「じゃあ、スイッチとコンセントの両方が入る取付枠ってどれなんだ?」
これはもう、知識と経験の試される場面。ネットで検索しようとスマホを取り出すも、さすがに「スイッチは入るのにコンセントが入らない」とか「コンセントは入るのにスイッチが入らない」とか検索するのか?そんなワードでヒットする情報があるのかすら怪しい。
仕方がないので、取付枠をじっくり観察することにした。メーカーの品番を見比べ、微妙な形状の違いに気づく。どうやらスイッチ専用の枠、コンセント専用の枠、そしてスイッチとコンセントを同時に入れられる枠があるらしい。
「ようやく見つけた……!」


感動すら覚える瞬間だった。長きにわたる戦いに終止符を打つ、正解の取付枠。これを使えば、スイッチ1つに2つのコンセントも無事に収まる。
でも、ネット販売での流通量は少ないようだ。(Amazonでは送料が発生するショップにしか売っていなかった)。最寄りのホームセンターでも販売されていない。
少し離れたホームセンターに在庫があるようなので、休日に行ってこようと思う。
普段、電気工事をするときは「どのスイッチを使うか」「どのコンセントが最適か」ばかり考えていたが、まさか取付枠でこんなに悩まされるとは思わなかった。電気工事の奥深さを改めて思い知る。
大家業をやっていると、こういう「知っている人にとっては当たり前だけど、知らない人には壁になる」問題にちょくちょく遭遇する。そのたびに、「また一つ成長したな」とポジティブに受け止めるようにしている。
ということで、今後はこの経験を活かし、取付枠の選定も慎重にやっていこうと思う。さて、次はどんなトラップが待ち受けているのやら……
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