3号物件・4号物件の購入でお世話になった売買仲介さんが引退された。
良い仲介業者さんとの出会いがどれほど大切かを痛感しているだけに、とても残念だ。
私が所有する物件の4割(5軒のうち2軒)をこの仲介さん経由で購入した。いわば私の不動産賃貸業における「影の立役者」的な存在だったわけだ。
高齢なのは知っていた。しかし、そんなことはお構いなしにバリバリ仕事をしていたので、まさか本当に引退するとは思っていなかった。
athomeに掲載されていた物件に初めて問い合わせをしたものの、メールは無反応。電話をしたらすぐに対応してくれた。高齢者あるあるだ。
「地元の人に売りたい」と口癖のように言っていたのが印象的だった。首都圏からの問い合わせが多い中、私を贔屓してくれたのだと思う。
この方は一代で築いた会社の社長だ。従業員もいない。
宅地建物取引業の免許番号を見ると、カッコ内の数字が「11」になっていた。これが何を意味するかというと、不動産業の免許は5年ごとに更新されるので、少なくとも50年以上、不動産業を営んできたということになる。
50年! すごい、すごすぎる!!
50年も続けてきたというのは、ただ単に物件を売るだけでなく、地域の人々と信頼関係を築いてきた証拠だろう。
引退と同時に店舗も閉めるとの話だった。50年の歴史がある会社が引き継がれないのは、なんだかもったいない気がする。
不動産賃貸業を行ってきて、良い仲介業者さんとの出会いは資産形成の鍵になる。今回の引退は寂しいが、これまでのご尽力に心から感謝したい。
「長い間本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。」
そんな気持ちを込めて、この記事を書いた。
次にこの業者さんのような方を探すのは容易ではないが、これもまた大家としての成長の機会なのかもしれない。これからも、良い出会いを求めて頑張っていきたいと思う。
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