スピード勝負!良い物は一瞬で売れてしまう現実

不動産投資

不動産売買は、時には“一瞬の決断”が求められることがある。先日、不動産仲介さんから紹介された物件も、そんな“スピード勝負”の一例だった。

築27年の鉄骨造、1LDK6戸満室の賃貸物件。表面利回りは10.5%、価格は3600万円。路線価に近い価格設定で、立地も市街化区域内。少々踏切に近いのが気になるものの、全体的には良さそうな案件だった。

“まずは金融機関に相談してみよう”と、さっそく情報収集を開始した。しかし、仲介さんから渡されたのはマイソク1枚だけ。家賃の詳細がわからないため、レントロールや入居者情報などの追加資料をお願いした。そして、登記簿は私が自分で取り寄せた。

登記簿を見てみると、売主様と思われる方がこの物件を共同担保として融資を引いていることが判明。おそらく、この売主様も投資家なのだろう。次の物件への頭金が必要なのか?何か事情があって売却を決断したのだろう。

詳細資料を要求した翌日、仲介さんから電話がかかってきました。

「申し訳ありません!売れてしまいました…」

え…早すぎる!

正直、もっと詳細情報をもらってから冷静に判断しようと考えていた、それが裏目に出た。情報収集をしている間に、他の投資家がすでに行動を起こしていたのだ。やっぱり、良い物件は流れが早い!

この経験から改めて感じたのは、物件の判断基準を明確に持つこと。
物件を見た瞬間に“買うべきかどうか”の仮決定ができるように、事前に自分の基準を固めておくべきだと感じた。利回り、立地、築年数…。自分にとって譲れないポイントを整理しておくことが、スピード勝負では重要だ。

良い物件との出会いは一期一会。それを逃すか掴むかは、自分次第だ。不動産投資の世界は厳しいけれど、それだけに挑戦する価値がある。今回の“悔しい経験”も、いつか笑い話にできる日が来ると信じよう…

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