最近の不安定な株式相場を見て、ふと本多静六さんの『 私の財産告白』という本を思い出した。
本多静六さんの考えで有名なのは、手取りの4分の1を貯めていく「四分の一天引き貯金法」だ。バビロン大富豪の教えにもある「収入の1割を貯蓄せよ」よりも厳しい比率だけど、考え方は同じだ。
最初からそのお金がなかったものと考えて、生活コストをコントロールすれば良い。
ただし、今回の株式相場を見て思い出したのは、別の教えだ。
二割利食い
私が思い出した本多静六さんの言葉は『二割利食い』。
文字通り、運用額が2割増えたら売却して利確してしまう、という投資方法だ。
ここ最近の株式相場を見ていると、利確するポイントを機械的に決めてしまうという、守りに重きを置いた投資手法はやはり大事なんだなと思えた。
「いつ売るか?」を個人の意識で判断することが、やはり難しいからだ。感情が入るとイザというときに考えがブレそうだ。
2割の運用益で利確する方法は、井上はじめさんの著書『33歳で手取り22万円の僕が1億円を貯められた理由』でも紹介されており、最近でも通用することが証明されている。
大事なのは自分の中の基準を持つこと
私はドルコスト平均法でインデックスファンドの積立投資を行っている。一定額を定期的に購入するので、平均すると購入単価を抑えることが期待できる投資法だし、インデックスファンドなので分散が効いている。
大暴落が起こっても一時的な負けで、景気回復の局面まで継続できれば、プラスになるはずの投資手法だ。
ただ、売却のタイミングを図るのは難しい。
今の状況が売り時とは思わないのの、昨年2割の利益で売却する方法を取っていたら、いまの保有資産はまた違っていたのかもしれない。
仮に不景気時に積立した時は、景気回復に向かう局面で大幅上昇が狙えるので、2割の基準を高めて10割にしても良い、と井上はじめさんは語られていた。
要は臨機応変な対応が必要で、自分の中で基準を設ければ良いということだろう。
投資は、途中でやめないことが大事。継続することが大事だとどこかで紹介されていた。
暴落は必ず起きる、それは両学長の教えにもあったので、暴落した局面でも投資をやめずにどう付き合っていくのか、を考えていたら今日も寝るタイミングを逃してしまった(笑)
本多静六さんの本は両学長のオススメ。私は、Amazon Audibleで購入し、ながら読書で聴きました😁
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