年末年始を終えて、明日から勤め人仕事が再開する。9日間の休みのうち5日間も物件に足を運んだのに、どうしてこうも進展した感じがしないのかとぼやいてしまう。迷いながら作業していたのが原因だとしか思えない。
特に厄介だったのが電気配線の引き直し。過去4軒の物件では、コンセントやスイッチを新品に交換して見栄えを良くする程度のシンプルな作業だった。それでも、築古戸建に安価で新築同様の設備を施すのは、私の大好きなコスパ最強作業だった。
今回はそれら作業の前に、配線の見直しという壮大なプロジェクトが加わった。そもそもトイレや玄関の電気が点かないし、洗面所には照明すらない。そんな問題を解決しようと、照明の位置やスイッチの場所、コンセントの増設を考えていたら、あっという間に時間が過ぎていく。まるで電気工事士試験に戻ったかのように複線図をリアルに書きながら悩んでいた。
狭い屋根裏に潜り込み、VVFケーブルを引き回し、天井裏から穴を空けてケーブルを通す。こんなに手間がかかる作業、時間がいくらあっても足りないじゃん!ってつい叫びたくなる。本職の電気工事士の方々には本当に頭が上がらない。
3年前に電気工事士試験を受けた頃には、自らVVFケーブルを買い込むなんて思いもよらなかった。そんな中、自分が配線したスイッチでライトが点灯する瞬間は、まるで世界が自分のために輝いているかのような感動がある。点いて当然なのに、その単純な喜びを繰り返して楽しんでいる自分がいる。これぞ大人の遊び時間だ。
ショップに行くと、ジョイントボックスやスイッチボックスの豊富な品揃えに胸が高鳴る。ジョイントボックスなんてメッチャ安いじゃん!と変な感動を覚えながら、買い物を楽しむ。
ただ、悲しいことに物件リフォームの見た目の改善はほぼなく、作業が進んだ感じがしない。コンセントやスイッチパネルの交換のようなコスパの良さが感じられない。だから、年末年始の間、作業が進んだ感じがしなかったんだと思う。
年始早々、電気工事の洗礼を受けた私だけれど、次はもっとスムーズに進めてみせると心に決めた。新年の誓いもばっちりだ。これからも楽しく、効率良く、物件を進化させていくぞ!
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