先日、本業勤め人仕事の合間にスマホが鳴った。表示された発信元は「日本政策金融公庫」。
「え、なに⁉ まさか、マル経融資の条件クリアできてなかった⁉」
脳内では「返済しなきゃダメとか言われたらどうしよう…」という妄想が駆け巡った。
電話に出ると、あの落ち着いたトーンでこう言われた。
「マル経融資の条件であった建物登記について、完了しているか確認させていただきたく…」
……え、そこって電話で聞いてくるんですか⁉
正直、「そんなの、勝手に登記簿見れば分かるでしょ~」と思っていたのだが、そうはいかないらしい。
ちゃんと“登記完了書類”を自分で取り寄せて、提出するのが正式なルールなんだとか。
なんという人間味あふれる手続き…。
でも公庫さんが「登記ちゃんとできてますか~?」なんて聞いてくるあたり、真面目な国の機関って感じで逆に安心。
そして2週間ほど前、法務局で入手した登記証明書類をオンラインで送付したところ、それっきり音沙汰ナシ。
これはつまり、“異常なし”ってことでいいんだよね…?(違ってたら怖い)
でもまあ、あの物件の登記は、ほんとにドラマがあった。
実は最初、「登記?初めてだけど、いい機会だし勉強がてら自分でやってみるか」と高をくくってた。
ところが法務局で説明を受けているうちに、職員さんにやさしくこう言われた。
「……これはですね、けっこう複雑な案件ですので、司法書士さんにお願いされたほうが……」
はい、秒で心折れた。
で、プロにお願いしたが、それでも登記まで2ヶ月かかった。なかなかの猛者だったと思う、あの物件。
でも、その苦労があったからこそ、今回の公庫さんの確認にも無事に対応できたってわけで。
やっぱり、やるべきことはちゃんとやっとくもんだなー。
…ただ、登記終わってるかどうかを自分で証明するのって、ちょっと昭和っぽい仕組みだなと思った。できれば公庫さんから法務局に確認して欲しい。
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