勤め人仕事中に携帯の着信履歴あり。
入居申し込みをいただいた仲介さんからだ。
留守電を聴いている間に視界から色彩が消えていくのがわかった。
。。。キャンセル
はかない夢だった。
マジかよ!!信じられない!!
留守電を聴いた直後は怒りに似た感情が湧き上がったけど、今は少し冷静さを取り戻してきた。視界に色彩も戻っている。
悪いのは入居申し込み者ではなく物件だ。
入居する上で満足できない点があったから、キャンセルになったのだ。入居希望された方もふざけているわけではない、真剣だ。
キャンセル理由は、洗濯物を干す場所が少ないこと。
商業地域で立地はまずまずだが、隣家との距離が近くベランダがないのが難点だった。たしかに、どう贔屓目に見ても洗濯物を干すスペースは少ない。
これは建物の構造上の課題で、DIYではどうにもならない。もちろん、この課題は物件購入時から気にしていたので、リフォーム業者さんに物干し竿受けを窓枠に取り付けてもらっていた。それを説明したけどダメだった。それだけでは十分なスペースではなかった。
こちらからの提案として、
・洗濯乾燥機を入居者プレゼント
・布団乾燥機を入居者プレゼント
を提案したものの、結果は変わらずだった。
「太陽のもと洗濯物を干したい、そのためには今回の物件の物干しスペースでは不十分」という要望だった。
時短家電として洗濯乾燥機はトレンドなので受け入れてもらえるかな?と思ったけど甘かった。自分の中でトレンド入りしているだけだったようだ。
家賃下げ交渉も打診したけど、それで気持ちが動く状況ではないことが雰囲気で伝わってきた。おそらく一度気になったポイントを覆すのは難しいだろう。
昨日は気持ちが大きく跳ね上がり、今日はどん底まで沈んだ。たった二日間のことなのに、感情の起伏によってどっと疲れて脱力感が半端ない。結構キツイけど、それでも前に進むしかない。
「申し込みが入ったので入居募集を止めてください」と昨日仲介さんに言われ、言われるがまま複数の仲介さんへ連絡し、すでに看板を取り外してもらっている。当然、ポータルサイトへの掲載も取り下げてもらった。
再度同じように依頼をするには電話ではなく直接依頼に行ったほうが良いかもしれない。週末にお願いに回ろうか。
3,300円の掲載料を支払ったECHOESのサイトもわずか1週間で掲載を取り下げた。再び掲載するにはまた登録料が発生する。
今回は非常に良い経験になった。入居申し込みが入っても契約書を取り交わすまでは入居募集を取り下げるのはやめよう。最後までなにがあるかはわからない。
大丈夫、まだ頑張れる。
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